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専有部分と共用部分が一体化した修繕工事の管理と費用分担について

 マンションにおける給排水配管等の計画修繕工事を行う際の共用部分と専有部分にまたがった設備の改修工事を行う時、その管理について誰の責任と費用負担で行うのが基本なのかをみてみました。

標準管理規約では

  ◆専有部分の範囲については
  第7条(専有部分の範囲)
  対象物件のうち区分所有権の対象となる専有部分は、住戸番号を付した住戸とする。
  2 前項の専有部分を他から区分する構造物の帰属については、次の通りとする。
   一、二、三 省略
  3 第1項又は前項の専有部分の専用に供される設備のうち共用部分内にある部分以外のものは、専有部分とする、
  となっています。
  
  ◆共用部分の範囲については
  第8条(共用部分の範囲)
  対象物件のうち共用部分の範囲は、別表第2に揚げるとおりとする。
  別表第2-2 中略 各種の配線配管(給水管については、本管から各住戸メーターを含む部分、雑排水管及び汚水管
  については、配管継手及び立て管)等専有部分に属さない「建物の附属物」となっています。

  ◆管理の責任、負担については
  第21条(敷地及び共用部分等の管理)
  敷地及び共用部分の管理については、管理組合がその責任と負担においてこれを行うものとする。ただし、バルコニー等
  の管理のうち、通常の使用に伴うものについては、専用使用権を有する者が責任と負担においてこれを行わなければ
  ならない。
  2 専有部分である設備のうち共用部分と構造上一体となった部分の管理を共用部分の管理と一体として行う必要がある
  ときは、管理組合がこれを行うことができる、としていますが、2項には「その責任と負担」の文言がありません。
  このこともあり、多くのマンションの場合、長期修繕計画には、専有部分の改修まで見込まれておらず、
  仮にそれを見込んだ場合、積立金が現状の3倍位必要だとも言われています。  

  そして標準管理規約第21条のコメントには
  第21条関係⑤ 配管の清掃等に要する費用については、第27条第3号の「共用設備の保守維持費」として
  管理費を充当することが可能であるが、配管の取り替え等に要する費用のうち専有部分に係わるものについては、
  各区分所有者が実費に応じて負担すべきものである、としています。

  とは言え、費用負担の方法については、マンション全体の価値を維持するためにも、マンションの規模に応じて、
  公平感に配慮した、合意形成の取り組み方に工夫が求められると思われます。
  (N.K)

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