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マンション管理TOPICS

マンションの基礎について

2005年の耐震強度構造計算偽装事件、2015年3月の免振ゴム偽装問題に続いて、今度は杭打ち工事で建物の基礎となっている複数の杭が強固な地盤に届いておらず、別の工事のデーターが転用されたことに加えセメント注入量まで偽装されていましたが、今回のテーマはマンションの基礎について調べてみました。マンションの基礎はマンションの規模、重さ、地盤の地質に応じていくつかの種類が使い分けされており、その種類と特徴は大まかに次のように区分されています。一方、地盤の地質調査としては、地盤の硬軟、締まり具合、土層の構成等を判別するための「N値」を調べる、標準貫入試験というものがあります。

(1)直接基礎・・・杭等を使わず建築物の荷重を基礎を通して直接地盤に支持させる基礎です。建築物が比較的軽量な場合や、地表近くに堅固な土質がある場合に用いられます。直接基礎の内、①フーチング基礎は、柱や壁の直下にあって建物の荷重や外力を地盤に分散させる機能を持つ基礎形式で、主に低層住宅に用いられます。②ベタ基礎は建築物の底面全体に一体として造られた板状の基礎で3~4階程度のマンションに多く用いられます。

(2)杭基礎・・・杭により、建築物の荷重を地盤に伝達させる方法です。建築物が比較的重い場合や地表から相当深い部分まで軟弱な地盤が存在する場合に用いられます。杭基礎の内、①支持杭は、軟弱な地盤を貫通して強固な支持層まで杭の先端を到達させ、杭先端の支持力で建築物の荷重を支えます。(今回の杭打ちデーター転用問題はこの施工法によるものです。)②摩擦杭は、杭を下部地盤まで到達させず、杭周面と土との摩擦力で支持します。建築物の重量が比較的軽い場合や、軟質地盤が厚い場合に用いられます。

(3)ピア基礎・・・地中にあらかじめ硬地盤に達する井戸を掘ってそれにコンクリートを充填するもので、ピア基礎の内、①ケーソン基礎は、固い地盤が地表から深く、又建築物の荷重が非常に大きい場合に筒状のケーソン*を沈め、ケーソンの内部を掘って固い地盤までケーソンを届かせ、その後ケーソンの中を埋めて柱状の基礎とする工法です。

*ケーソンとはコンクリート製又は鋼製の大型箱函の意です。

(参考資料:マ維持修繕本、ネット記事より)N.K

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