ビル管理者向け!季節ごとの清掃豆知識 ③

清掃

2025年11月14日

【感染症シーズン前に必読】
共用部清掃・消毒で施設の安心を守るポイント

1. 冬に増える感染症リスクを「清掃」で抑える

冬は、インフルエンザやノロウイルスなどの感染症が拡大しやすい季節です。
原因のひとつは、低温・低湿度の環境でウイルスが長く生存すること。さらに、換気不足や人の密集も感染拡大を後押しします。

オフィスビルや商業施設、マンションの共用部では、日常的に多くの人が触れる場所が多く、感染のリスクが高まります。
だからこそ、清掃・除菌を計画的に実施し、感染経路を断つことが管理者の重要な責務です。

2. 感染リスクの高い「接触ポイント」に注目

冬場の施設清掃では、接触頻度の高い箇所を重点的に清掃・除菌することが基本です。
具体的には以下のような場所が挙げられます。

  • ドアノブ・手すり・エレベーターボタン
  • トイレのレバーや蛇口
  • 会議室の机・椅子・スイッチ類
  • ゴミ庫や共用ポストなど共有設備まわり

これらの箇所は、人の手が頻繁に触れるため、ウイルスや菌が付着しやすく感染リスクが最も高いエリアです。
単なる「見た目の清掃」だけでなく、除菌・除菌をセットで行うことが求められます。

3. 「清掃」と「除菌」は別物と考える

よく混同されがちですが、「清掃」と「除菌」は目的が異なります。

区分目的主な作業使用剤例
清掃汚れ・ホコリ・有機物を除去拭き掃除・洗浄中性洗剤など
除菌残った菌やウイルスを不活化除菌水で拭き取り次亜塩素酸ナトリウム、アルコールなど

清掃を行わずにいきなり除菌しても、有機物(皮脂・ホコリ)が薬剤の効果を妨げるため十分な効果は得られません。
正しい手順は、
① まず汚れを落とす(清掃)
② その後に除菌する

という二段階の対応が基本です。

4. 「見える化」で利用者の安心感を高める

感染対策は「実施していることを伝える」ことも大切です。
たとえば、以下のような工夫を取り入れると、利用者や入居者に安心と信頼感を与えられます。

  • 清掃・除菌実施日を掲示(「本日◯時実施」など)
  • 作業スタッフの名札・制服で安心感を演出
  • 共用部の「清掃済」ステッカーなどを掲出
  • 社内報・掲示板で定期清掃の報告を公開

これらは「清掃の品質を見える化」する取り組みであり、
衛生管理への意識が高い施設=信頼できる管理体制という印象を利用者に与えます。

5. 弊社の取り組み(清掃に特化した衛生管理サポート)

弊社では、オフィスビルや商業施設、マンション共用部を中心に、
感染症シーズンに対応した清掃・除菌サービスを提供しています。

現場の環境や利用状況など、必要に応じて、

  • ドアノブ・エレベーターボタンなど接触部位の重点清掃
  • 人体・設備に配慮した薬剤選定
  • 清掃前後の写真による作業報告

をご提案いたします。

当社は清掃の専門会社として、点検・修理ではなく「衛生を守るための清掃」に特化し、
現場の衛生環境を可視化しながら安心を提供する体制を整えています。

単発の依頼から定期契約まで柔軟に対応し、
ビル管理者の皆様が安心して冬を迎えられるよう、清掃を通じてサポートいたします。

6. まとめ:清掃の質が、施設全体の信頼につながる

感染症シーズンの清掃は「見た目」ではなく「予防と安心」が目的です。
正しい順序で清掃と除菌を行い、実施内容を利用者に見える形で伝えることが、
施設全体の安全性と信頼を守る最も確実な方法です。

清掃の質を上げることは、施設のブランド価値を上げること。
冬を迎える今こそ、衛生管理の基本を見直してみましょう。