実家の相続トラブル回避、共有名義はNG? ➀

不動産

2025年6月23日

親が亡くなり、実家を相続するケースは、多くの人に訪れます。

実家を兄弟間などで共有名義にするケースありますが、結論から言うと、共有名義で相続することはおすすめできません。

 今回のお役立ち情報では、実家を共有名義で相続するリスクとその対策について紹介します。

<不動産の共有名義とは>

 一つの不動産を複数の人で所有している状態を共有名義といいます。不動産は現金のように均等に分けることは難しいため、不動産の所有権を均等に分割する方法があります。

 家の所有者である父親が亡くなって、母親も既に亡くなっている場合は子供が相続人になります。例えば、子供が3人いれば所有権を3分の1ずつに分割して、共有名義で相続登記を行うということが可能です。それぞれの子供が持つ所有権の割合を「持ち分」といいます。

 共有名義のメリットとしては、不動産であっても複数人で公平に分けられる点が挙げられますが、リスクやデメリットもあります。


 次回以降「共有名義のリスク・デメリット」 「共有名義になることを避ける方法」 「実家の扱いは相続が発生する前に決めておこう」などを紹介します。ぜひ参考にしてください。