Useful Information建物管理お役立ち情報
ビル管理者向け!季節ごとの清掃豆知識 ⑤
清掃
2025年12月12日
【新年を迎える前に必読】
ビルの年末総仕上げ清掃とメンテナンスチェックリスト
|今からでも間に合う優先箇所と予防対策
1. 年末こそ「汚れ」と「リスク」がもっとも目立つ時期
12月は一年の汚れが蓄積し、さらに年末年始の休館によって
「気づかないうちに劣化やトラブルが進行する」 時期でもあります。
特にビルの共用部は、
- 床の黒ずみ
- ガラスのくもり
- トイレまわりの臭気・水垢
- 手すりやスイッチの皮脂汚れ
が強調され、建物全体の印象を直に左右します。
今この時期に清掃することで、
- 新年を気持ちよく迎えるための美観維持
- トラブルの予防(臭気・詰まり・ホコリ蓄積)
- 清掃コストの平準化
につながり、管理品質が大きく向上します。
2. 今からでも年内に間に合う!優先すべき共用部5選
時間が限られた12月でも、「効果の大きい箇所」に絞れば十分に対応できます。
①エントランス・廊下(床)
建物の第一印象を決める場所。
短時間の機械洗浄やワックス補修でも、黒ずみが改善されて光沢が戻ります。
②ガラス・サッシ
外側・内側のどちらか一方だけでも清掃するだけで、建物全体の印象が大きく変わります。
視界の透明度が上がるため、来訪者にも好印象です。
③トイレ・洗面所
休館期間に臭気が悪化しやすい場所。
便器内部・床・壁の徹底洗浄により、年始の臭気トラブルを確実に予防できます。
④ 階段・手すり
手が触れる頻度が高く、衛生面の印象を左右するエリア。
短時間で大きな改善が見込める「コスパの良い清掃」です。
⑤バックヤード・ゴミ庫
ニオイや害虫の原因になりやすい場所。
年末に整えておくことで、年始の作業負担が大きく減ります。
3. 12月中旬からでも効率的に清掃を進める3つのポイント
①清掃箇所を「最優先エリア」に絞り込む
全部を一気に行う必要はありません。
建物の印象を左右する箇所から順に進めることで、短期間でも高い効果を得られます。
②年末は予約が混み合うため、早めの問い合わせが有効
12月は清掃会社の繁忙期ですが、
部分清掃・短時間清掃であれば、12月中旬以降でも対応できるケースが多数あります。
「最低限ここだけ整えたい」という依頼でも十分効果的です。
③スポット清掃と定期清掃の使い分け
年末はスポット清掃向きの時期です。 床・ガラス・トイレなど、見た目と衛生に直結する
エリアのみに絞ることで、時間と費用の最適化ができます。
4. 年末年始の休館中に起こりやすいトラブル
清掃を後回しにすると、休館中に以下のような問題が起きやすくなります。
- トイレの封水切れによる強い臭気
- ゴミ庫の悪臭残り・害虫のリスク
- 空調フィルターの詰まりによる風量低下
- 手すりやスイッチにホコリが積もる
- カビ・水垢の固着
年末に最低限の清掃を行うことで、これらのほとんどを防ぐことができます。
5. 1年間の清掃状況を見直し、翌年の計画に活かす
12月は清掃品質を見直す絶好のタイミングです。
- 今年とくに汚れやすかった場所はどこか
- クレームや指摘が発生した原因は何か
- 季節ごとの清掃ニーズ(花粉・湿気・落ち葉・乾燥)
- スポット清掃が多かった場所は?
これらを整理すると、
翌年度の清掃計画が“予防型”に変わり、ムダなコストを削減できます。
6. 弊社の「年末総仕上げ清掃」サポート
弊社では、12月中旬以降でも対応可能な 重点型・短時間の特別清掃 をご用意しています。
- 床洗浄・光沢復元
- ワックス剥離洗浄
- ガラス清掃(部分対応可)
- トイレ・水回りの徹底洗浄
- カーペット・タイル床清掃
- バックヤード清掃
- 写真つき報告書で「見える品質」を提供
「ここだけでも整えたい」というスポット清掃の依頼も可能なため、
年内の最終仕上げとしてご活用いただけます。
7. まとめ:年末清掃は「新年の第一印象」を決める投資
12月12日以降でも間に合う清掃はたくさんあります。
むしろ、今から優先箇所を絞って清掃することで、
最短で最大の改善効果 を得ることができます。
年末の総仕上げ清掃は
- 美観の向上
- 衛生環境の改善
- 年始トラブルの予防
につながる、非常に費用対効果の高い取り組みです。
新しい年を気持ちよく迎えるために、
ぜひこのタイミングで共用部の清掃をご検討ください。