2025年不動産バブル~マンション投資をみる③~

不動産

2025年9月22日

『マンションレビュー』を運営する大手マンション情報ポータルサイト会社ワンノブカインドの調査によると、首都圏全体(東京・千葉・埼玉・神奈川・茨木・栃木・群馬・山梨)での中古マンション(70㎡換算価格)の相場は、2013年と2023年で比較すると75.4%の上昇が見られるとしている。都心5区(千代田区・港区・中央区・渋谷区・新宿区)に至っては、上昇率は83.8%に達しているという。

 マンションを買う時に、いかに「値下がりしないマンション」を買うか、とよく言われてきた不文律がありますが、最近10年はかなり築年数が経ているマンションでない限り、基本的にマンション価格は中古・新築ともに上がり続けている状況があるようです。

こうした市場状況の中で、少しでも有利に「マンションの売りたい。買いたい。」のポイントをみなさんとともに見て行きたいと思いますが、前回が売りたい時のポイントでしたので、今回は買いたいときのポイントを見ていきたいと思います。

<買う時のポイント>

① 管理 ・・・清掃は行き届いているか、大規模修繕計画・管理費などは適正か。

② 安全性・・・築年数や建物の構造、耐震診断や補強の有無をチェック。

③ 耐久性・・・床、壁、ライフラインなどの設備の状態をみる。

④ 居住性・・・防音性、バリアフリー度、換気システム、窓の大きさ、天井の高さなど。

⑤ 可変性・・・管理規約はどうなっているか、間取り・設備変更は可能か。

⑥ 将来性・・・マンションの周辺環境が変化する可能性。

上記の6つのポイントは購入前に自らの目で確認した方がよいでしょう。

問題点が見つかったら、「安全性などの点で許容範囲なのか」「リフォームで解決できるのか」といった検討ができるため、納得のいった購入に踏み切れる為です。

<さらにもっと深掘りポイント>

清掃・・・共用廊下、エントランス、ゴミ置き場、ポスト周辺はきれいか?管理人はいるか?

近隣住民・・・売主に隣人との関係を聞くだけでなく、内覧を複数回する中で近隣の様子も。

プライバシー・・・住戸の中から見えている場所は、外からも見えているので注意。

周辺環境・・・平日と休日、昼と夜の違いで大きな変化はないか。騒音・ニオイ等はどうか。

<さらにマンションの評価が高いポイント1つ>

「総会・管理組合の議事録」「長期修繕計画」等の内部書類の閲覧に応じてくれるマンション管理組合であれば、なお良い。

⇒それは、マンション購入検討の第三者に、閲覧させる義務はない為、任意で閲覧を依頼することになります。言い換えると、内部書類の閲覧に応じるマンションは、情報開示する姿勢だけで好感が持てるからです。自らのマンション管理運営に自信があり、情報開示の重要性に理解を示してくれている事が伺えます。

以上、マンションの外観から見て取れるポイント、管理組合の管理の質を推し量るポイントを知って頂き、みなさんのご参考の一助になれれば幸いです。

次回も「マンションの売りたい。買いたい。」のポイントを紹介していきます。是非、参考にして下さい。また、不動産売買・マンション売買のご相談のある方は、不動産相談を経験豊かな知識でサポートする京葉ビルサービス㈱へ是非お問合せください。(☎047-484-0949)